この団体では、誰に強制される訳でもなく、子供たちに対する犯罪を防ぎたい一心でこの冬より夜間パトロールを続けています。一人一人がボランタリティマインドに溢れ、多くの行事で献身的な働きを見せています。
さて、小学校に関連する団体ですから、行事毎に興味を持たれた父母が新しく参画されています。その新人さんが緊張しながら出席する初めての会合で、誰彼とも無く声をかけてくれて緊張感がほぐれ(参画意識の促進)、目に見える形で全員の思いがまとめられる姿を目の当たりにする(合意形成)、そんな話し合いが見えれば次からも楽しみにして参加するでしょう。そのためには特別難しいことでなく、参加者自身が上手な話し合いのやり方(ファシリテーション)を理解しておけばいいと思うのです。
我々ファシリテーションを学ぶものは、『話し合いにはファシリテーターが必要』という固定観念を捨てきれないと、参加者からは忌むべき存在『シキリテーター(仕切り屋さん)』として見られてしまうかもしれませんね。