一つ、私の目に留まったものがあります。それは、初めて会場にいらっしゃった方が模造紙に他の人の発言を書いている様子。人目を引く絵を描くわけでもなく、また色を変えたりするわけでもない。
ただ淡々と要点を押さえて10個ほど発言を書き留めました。
その後、彼女が書いたものを加留部会長に説明し、二人で30分ほど「書き留める」スキルの大切さを話し込みました。
「これだっ」と思いました。
なぜなら彼女の書いたものは、端的にキーワードを押さえ、しかも構文が揃っている、一見の派手さや華やかさは無いが見事に構造化されていたのです。それも他人の意見をしっかりと聴き、書き漏らさずに。
まさに初心忘れるべからず。
会議研では、今年4月から年間を通したテーマとして、ホワイトボードを使った「構造的ライティングスキル」の勉強会をしたいと思います。
新鮮な気持ちにしてくれた彼女に感謝すると共に、勘所をご教授いただいた加留部会長にお礼を申し上げます。