多くの人生の先輩が参加された『
博多時悠塾』をお手伝いした時の感想を。

当日13:30分の開演でしたので、約束の時間12時に到着。今回のイベントの企画者リチャードさんを始めとするみなさんと挨拶を済ませ早速お手伝いを…と思ったら「
することが無い」のです。
受け付けや販促物のセッティングなど、全部終わっています。申し訳ないと思いつつ、写真撮影のお手伝いをさせてもらうことになりました。
それにしても、手作りのパンフレットやお土産の準備、出展者の手配など、『完璧』です。『抜け』が無いのです。イベントの進行についてもだれも慌てることなく、粛々と自分の役割をこなされていました。
何でも、企画から当日の実現までたったの数人でされたとのこと。本当にここまでしっかりと準備ができているのは、『思い』を同一にする仲のよいメンバー同士でしっかりと練り込んだからなのではないかと言う気がしました。
そしてご本人達は特に意識されている様子はありませんでしたが、一日お付き合いして心地よかったのは『
メンバーみんなが平等』ということです。これはチームビルディングがしっかりしているからだと言えます。準備にはそれなりに時間がかかったと聞きましたが、「イベントを成功したい」との目的の下に、基本的にはすんなりと話し合いが進んでいったのではないのでしょうか?
思うに、これが『団塊世代』の旗印の下に集まった先輩たちの貫禄なのかなと思いました。そして、こんなにチームビルディングがしっかりした組織では、
ファシリテーションというツールは不要なのかもしれませんね。

さて、イベント自体はと言うと…やはり、大成功でした。
関さんの人間性溢れる短歌とバックを支える3人の素敵な演奏。関さんが繰りなす魂の言葉の数々に参加者は、たっぷりと2時間浸ります。
その後、鮫島さんが絶妙の司会を務めながらの団塊世代を代表する4人によるパネルディスカッションへと進みます。同じ団塊世代あるいはそれ以上の年代を含めて会場が一体となり、自分達の生き方を見つめていきます。
中でもパネラーの矢野さんが語った「仏教には解脱と言う境地がある。我々は脱する境地までではなく、達するつまり、解達(げたつ)を目指そうではないか」とのメッセージには心が打たれました。

最後はほとんどの参加者が集った懇親パーティ。1時間があっという間に過ぎ去り、所々で生まれた交流の輪が、いつまでたってもしぼむことはありませんでした…不思議なもので、知り合いが同士が隣に座った訳でもなく、また司会から特別な働きかけをした訳でもないのに、お互いが打ち解けて行く様子は、人と人の触れ合いの原点を感じました。
『博多時悠塾』のみなさん、お疲れ様でした!そして、団塊世代の方々、我々はまだまだあなた方から教えてもらうことが残っています。これからも人生の先輩としてその生き方を学ばせてくださいね。