2006年05月11日

会議ファシリテーションを支えるコミュニケーション能力(1)

060510Oyajj-mtg003.jpg 地域コミュニティの会合に参加した時のことです。

 仕事の都合で30分ほど遅れたのですが、特に私のために話を最初から振り返ったりすることはありません。遅刻者として普通に迎えてくれました。出席が久しぶりだったこともあり、黙って聞いていました。そこで気づいたことが一つ。どうやらピタリと『話し合いが回っている』のです。

 会議の専門家として、チェックポイントをいくつか思い浮かべてました。

 さきほどの遅刻者への対応もそうですし、『1週間後のイベントをいかに良いものにするか?』と目的も単純明快。参加者のモチベーションも高く、目指すところが一致しています。他人の意見を尊重しながら、一つ一つ丁寧に話し合っていく。

 確かに、既に『実施方法の検討段階』であり、粛々と進めていけばよいだけと言ってしまえばそうかもしれません。しかし、やはり「話し合いが回っている」のです。実によく出来ています。と言っても、メンバーはだれもファシリテーションを勉強している訳でもありません。この話し合いにファシリテータは必要ないのだろうなと実感しました。

 参加者に対して、「論点がずれていますよ」「それは後で話しましょう」さっそうと話し合いの席を仕切っていく。ファシリテータ自身が最も酔う瞬間でしょう。でも、その瞬間、ファシリテータに押さえ込まれていやな気持ちになった人間が確実に一人出来ている訳です。そんな場合、得てしてファシリテータ自身が喋り好きで、相手の気持ちの変化に気づいていないでしょう。

 つまり、話し合いを進行していくツールである『ファシリテーション』を振り回す前に、『参加者への思いやり』を発揮し、コミュニケーションできていますか?ということです。
心がけておきたいですね。

 次回は、会議で必要なコミュニケーションスキルについて具体的に考えていきましょう。

あなたのファシリテーション、心配りが出来てますか?

2006年04月18日

ファシリテーションと人間関係

ningenkankei-facil.jpg若い私がこんなことを言うのは失礼なのですが、近所のお年寄りが一生懸命パソコンをやっている姿はほほえましく思います。だから、彼らのちょっとしたヘルプにも喜んでかけつけてしまいます。我々の世代には当たり前のパソコンの知識はでも、彼らにはほとんど未知の領域です。
一方でに彼らが教えてくれるちょっとしたこと、例えば、蒔きの割り方や竹の骨組み・幕の張り方、我々にとってはまるで魔法のようです。写真の餅つきだって若い者と腰の入り方が全く違っておりました。

彼らと私の出会いは、地区の町会議員候補の後援会。厳しい選挙戦を戦う中で培われた信頼感は何物にも変え難いものがあります。彼らとの話し合いでは、自分の意見を通すためにファシリテーションのテクニックを応用する必要はありませんでした。
信頼感の中ではむしろそれが邪魔でさえあるかもしれません。

さて、みなさんの『話し合い』はいかがでしょうか?全くの初対面者がたくさんで、緊張をほぐすことから始まるような『話し合い』は実は少ないと思います。逆にほとんどの場合が、既知のメンバーによる『話し合い』では無いかと思います。そして困っている原因は、話し合いを邪魔する人の存在ではないでしょうか。

それならば、磨くべきは人間関係を向上させること。つまり、話し合いに出席する人の一人一人の人間性を尊重する気持ちを持つことが最も大切なことではないでしょうか?逆に、人間関係無き会議でのファシリテーションは、得手勝手と考えざるを得ません。

話し合いの流れを導いていく、ファシリテーション。颯爽とリードする姿はかっこいいかもしれません。しかしながら、テクニックやスキルだけを考える『魂無きファシリテーション』には陥らないようにしたいものですね。
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