2010年01月17日

英語は話せなくても何とかなる?

立教大学経営学部が調査した企業100社は、少なくともTOEIC650点を求めているようです。僕が8年前に受験した時の点数が645点。昇格要件であったため仕方なく受けましたが、その時の最低条件が450点。
買い手市場の時代、今の新入社員は求められるレベルが高すぎて大変ですね。
求める側の会社における英語レベルをぜひ拝見してみたいものです。

さて、TOEIC、実務でここまでの点数必要でしょうか?

「いやいや、英語なんて話せなくても、何とか通じるさ」
うちの会社でこう断言する人が何人かいました、いや今でも何人もいます。

実際はどうか?
私の経験上、そんなことを言ってる人に限って相手は通じてないです。

前述のうちの会社の例。
今は早期退職に応じてもう社内にいませんが、団塊世代の少し後の年齢のNさんのことを思い出します。GMという偉い役職。残念なことに日ごろから部下や人を誉めることをしません。話をすれば彼の言うことは「風が吹けば桶屋が儲かる」
自分の自慢と自己にとって調子の良いことがらで話を組み立てる。
そのため、おっしゃることにあまり深みが無い感じの人だったのですが、彼の口癖が「お前たちは英語の勉強をしろ、おれはもう無理だからせん、(英語なんて)あんなの勉強せんでも通じる!」

可愛そうなことに、日本人の部下でさえ愛想笑いで適当にうなずいているだけなのに、現地人が彼の言うことを理解できておらず、とりあえず何でも「Yes」と言っていることに全く気付いていませんでした。。。。「はだかの何とやら」の典型的な人でした。

もう一人、ただただ声が大きいFさん。こちらもNさんと同年齢くらいで、やはり早期退職でお辞めになられた方です。製造現場でがんばってきという自負を持って海外によく出張されていたのですが、この人も英語が全然ダメ。彼の有名な逸話が2つあります。

一つは海外の某仕入先でいつものでかい声で、自慢話と精神論を振り回してきた24項目の指摘事項。彼自身がそれを写真に撮って日本に持ち帰り、パワーポイントに貼り付けて取締役に自慢げに報告していましたが。
数ヵ月後に私が現地の仕入先に行ってみると、たったの1項目だけしか、対応されてませんでした。彼自身が言いっぱなしでしかも何を言っているか分からない、現地人はしたたかに見抜いていました。(ノートにも取っていませんでした)

さらにもう一つの逸話。海外工場の現場で彼がいつもの調子でわーわー騒いでいたそうです。現地人がいつもと同じく「Yes、Yes」と分かったふりをして返答。その場はそれで終わります。
そして現地の人が、後で同席していた日本人駐在員にこっそりと問いかけます。「Fさんは何を怒ってたんだ?」と。
日本人駐在員は大笑いしながら答えたそうです。「違う違う、Fさんはめずらしく誉めてたんだよ」

Nさん・Fさん、二人とも共通しているのは、「しゃべりっぱなし」「人の話を聴かない」「一言目には相手の批判、二言目には自分の自慢」
そして、「英語は話せなくても、何とかなるもんだ」


もう言いたいことが分かっていただけると思います。

相手が理解しているのかどうか、たとえ日本語の環境下でも確認しない人間は、英語では絶対に相手に通じていない。
つまり、「相手が分かっていない事実」が分かっていないから、自分の都合よいように解釈してしまう。

まず、「TOEICや英語を学習すること」への中傷や批判をする前に、日本語のコミュニケーション能力が必要ということですね。

「外国語はハートだ!」と思っている人。ドキリとされませんでしたか?
もちろんそのこと自体は間違っていませんが、一度相手に自分の言ったことを聞き返しててみてはいかがでしょうか。案外、その「聞き返し」の言葉さえ「Yes、Yes」と返事されちゃうかもしれませんよ。

職種別、必要なTOEICの点数は?
 就職活動で武器になるスキルと言われるのが英語力。企業は新卒学生にどの程度の英語力を求めているのだろうか。

 立教大学経営学部の調査によると、『外資系企業総覧2008』や『四季報08』から抽出した100社に「仕事上、英語を必要とする業務や場面がありますか?」と尋ねたところ、「ある」は83.0%。外資比率が0%の企業であっても、34.9%が「ある」と回答した。

 各職種ではどの程度の英語力が必要なのだろうか。職種別に望まれるTOEICの点数を聞くと、点数が最も高かったのは「コンサルタント」で728.8点。以下、「物流」(694.6点)、「企画」(688.2点)、「SE・エンジニア」(684.1点)、「営業」(682.7点)が続いた。一方、「人事・総務」(650.8点)や「販売」(654.7点)は比較的低かった。

 英語を使う企業に「新卒採用に当たり、評価する体験」を尋ねると、「評価する(とても評価する+まあ評価する)」の比率が最も高かったのは、「英語でコミュニケーションをとり、人間関係を構築する」で67.5%。以下、「交換留学生として海外の大学に留学する」(56.6%)、「研究成果を国内企業にプレゼンテーションをする」(53.0%)、「留学生とともに英語でディベートやディスカッションを体験する」(49.4%)、「少人数のグループでの調査・発表・議論を英語で行う」(45.7%)が続いた。

 また、企業が大学の英語教育に期待することを具体的に聞くと、「TOEICのスコアが高いのではなく実践で使えるものがいいです」「『英語をツールとしてとらえ、それをどう生かすか』ということを個人が持っていることを期待します」「経験の有無だけでは判断できるものではなく、個人がその経験をどう生かし、どう成長したかで判断したい」といった声が挙がった。

 郵送またはFAXによる調査で、対象は『外資系企業総覧2008』や『四季報08』から抽出した100社。調査時期は2009年7月。
(2009年1月15日: Business Media 誠)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100115-00000086-zdn_mkt-bus_all

posted by 会議研D at 00:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ★日常で感じたこと
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